第6回エコチル調査シンポジウム【1】

2/18(土)、両国の江戸東京博物館にて第6回エコチル調査シンポジウムが開催され、パパ、ママを含めた参加者の方や、全国の拠点からの担当者が集まりました。

※高知ユニットセンターのスタッフとキャラクターの「ちょるるん」

エコチル調査にご参加くださっている参加者の5%の方(全国で5,000人、高知県で340人)がさらにご協力してくださっている詳細調査についての説明がありました。
詳細調査では、ご自宅までうかがってハウスダストシックハウスのもとになっている化学物質等34項目も調べていることや、ここまで詳細を大規模で調べている調査は日本でも初めてであることなどが発表されました。

会場では、PM2.5を測っているフィルターも展示され、室内で喫煙されるご家庭と
喫煙者がいない場合のフィルターの汚れ具合の違いが判りました。


※フィルターのサンプル

「これが肺の中でも起こっている!!」と具体的な例をみて、かなりビックリしました!
ゲストはアンガールズ山根良顕さん、そして宮城でのエコチル調査を開始当初から走らせている櫻井香澄先生が、それぞれ夫の視点・妻の視点から育児や子育てのコツや悩みを話してくださいました。

あまりにも模範的なお2人に、私自身も子育て真っ最中なので落ち込みそうになっていたのですが、シンポジウムの最後に小児科の藤谷宏子先生が、

「子育ては、24時間救急を親が担っている状態と同じで、ずっと続くので(親御さんが)”疲れない子育て”をしてくださいね。」

「親が疲れすぎない環境、というのも環境のうちのひとつの要素ですから、行政もからめてこちらの環境も整えていく必要がありますね」

とおっしゃってくださり、高知に残っている自分の子どもたちに夕方会えることを楽しみに会場をあとにしました。


※エコチル調査:研究開発室長 中山祥嗣先生