第8回 エコチル調査シンポジウム

 1月19日(土)、東京お台場の科学未来館にて 『 第8回エコチル調査シンポジウム 』 が開催されました。

高知ユニットセンターからもスタッフ6人で出席して来ました。

 エコチル調査からわかってきたこと、子育てで大切なことなどを、エコチル調査メディカルサポートセンター長 大矢幸弘先生NHK 「 すくすく子育て 」 のコメンテーターもされている小児科医の榊原洋一先生 が講演した後は、パネルディスカッション。

くわばたりえさん も加わり、子どもの健やかな成長に必要なことについて活発なディスカッションとなり、笑いありうなずきありの、あっという間の2時間半でした。

 「 子育てで大切なこと 」 という話で印象に残っているのは、 「 子どもが出しているサインに気づいて肯定的な声がけをすることがとても大切 」 ということ。

そして、子どもが出しているサインに気づいてあげられるかどうかは、保育の勉強をしたからといって身につくというものでもなく、自分自身が気づいてくれる人がいる環境で育った、ということもあるようだ、ということです。
 もうひとつ印象に残っているのは、子育ては 「 だれ 」 がするが大事ではなく、 「 どう 」 育てたかが大切 ということ。

自分自身の子育てを振り返り、時には 「 ママががんばらないと! 」 と、肩に力が入ってしまったときもありましたが、周りの人たちにもあまり遠慮することなく助けを借りて、自分の気づけない子どもの声に気づけるように、頼っていってもいいのかな、とも思え、ホッとできるひとときでもありました。 
 食生活と妊婦さんの健康についてなど、エコチル調査でも少しずつわかってくることがでてきたこともとても興味深い一方、今は昔と違い、インターネットでも様々な研究の結果や子育ての情報が手に入ります。

その溢れる情報を盲信してしまうのではなく、子育ては千差万別なのだから 「 みんなちがう 」 ことを前提に、それぞれの子育てをしていけばいい と、二男一女の子育てに奮闘中のくわばたりえさんが最後におっしゃったことが、とても印象的でした。